30代の婚活は何から始める?アプリ・婚活パーティー・結婚相談所の違いと、最初の3ステップ
「そろそろ婚活しないと」と思ってから、実際に動き出すまでに1年以上かかった。30代の方のご相談を伺っていると、この話を本当によく聞きます。
思い立った日に始められなかった理由は、やる気がないからではありません。何から手をつければいいのか、誰も教えてくれないからです。
仕事なら、新しい業務を任されたときに手順書や先輩がいます。ところが婚活には、それがありません。検索すれば情報は無限に出てきますが、どれも「うちのサービスを使いましょう」で終わっていて、順番が書いてありません。
この記事では、結婚相談所のカウンセラーとして、宣伝を抜きにした始め方をお話しします。
最初にやることは、相手探しではありません
多くの方が、最初にアプリの登録から始めます。これが遠回りになります。
相手を探し始めると、すぐに「どういう人を選ぶか」を迫られます。年齢、年収、身長、住んでいる場所。ところが自分がどんな結婚生活を送りたいのかが決まっていない状態で条件だけ決めると、その条件は他人の基準になります。周りが言っている「普通」や、なんとなく世間で言われている水準です。
そうやって決めた条件で探すと、会っても手応えがありません。会う前から、自分の望みとずれているからです。
最初にやるべきなのは、自分の側を整えることです。順番としては、こうなります。
- どんな生活をしたいのかを決める
- そのために譲れないことと、譲れることを分ける
- そのうえで、手段(アプリ・パーティー・相談所)を選ぶ
手段を先に決めないでください。手段は最後です。
3つの選択肢の違いを、正直に整理します
結婚相談所の人間が書くので、割り引いて読んでいただいて構いません。そのうえで、できるだけ公平に書きます。
マッチングアプリは、費用が月に数千円で、いつでも始められて、いつでもやめられます。母数が圧倒的に多いのも利点です。ただし、相手が結婚を考えているかどうかは分かりません。独身証明も年収証明もありません。やり取りの管理はすべて自分で行いますし、返信が途切れても理由は分かりません。自分で判断し、自分で動ける人には、いちばん効率のいい手段です。
婚活パーティーは、その場で複数の方と会えるのが最大の利点です。写真とプロフィールだけでは分からない雰囲気が、短時間で分かります。一方で、一人あたりの時間が数分しかないため、じっくり話す場ではありません。第一印象で決まる比重が高くなります。
結婚相談所は、費用がいちばん高くなります。ここは正直に書きます。そのかわり、入会時に独身証明書・収入証明・学歴の証明が必要なので、相手の身元は確認済みです。全員が結婚を目的にしています。日程調整や、お断りの連絡は仲介者が行います。時間が限られている人と、自分ひとりでは判断に迷う人に向いています。
どれが優れているという話ではありません。自分に足りないものを補ってくれるのはどれか、という基準で選んでください。時間が足りないなら相談所、判断力と行動量があるならアプリ、雰囲気で選びたいならパーティー、という具合です。
ステップ1 いつまでに、どうなっていたいかを決める
ここから具体的な手順です。まず、期限を決めます。
「いい人がいれば」で始めた婚活は、たいてい進みません。期限がないと、判断が全部先送りになるからです。
おすすめは、ゴールから逆算することです。たとえば「2年後には家庭を持っていたい」なら、結婚式や引っ越しの準備に半年、婚約までの交際に半年。するとお相手と出会うのは1年以内、という計算になります。1年以内に出会うためには、月に何人と会う必要があるのか。ここまで落とし込むと、やることが見えてきます。
この逆算をしないまま「そのうち」で進めると、3年経っても同じ場所にいます。
ステップ2 条件を「絶対」と「できれば」に分ける
紙でもスマホのメモでも構いません。お相手に望むことを、思いつくまま20個ほど書き出してください。年齢、年収、身長、住まい、家族構成、価値観、生活習慣。何でも構いません。
書き出したら、そのうち「これが欠けたら結婚生活が成り立たない」というものを3つだけ選びます。残りは全部「できれば」です。
この作業をすると、多くの方が驚かれます。絶対に外せないと思っていた条件のほとんどが、実は「できれば」だったと気づくからです。
条件を減らせという話ではありません。3つに集中して、残りは会ってから判断するということです。会う前に切ってしまうと、そもそも判断する機会がなくなります。
ステップ3 人に見てもらう
最後は、必ず他人の目を入れることです。
プロフィール写真と文章は、自分では判断できません。自分が思っている自分の印象と、他人から見た印象は、ほぼ必ずずれています。ここを一人で決めてしまうと、それ以降のすべてがそのずれの上に積み上がります。
友人でも構いませんし、有料のサービスでも構いません。Aira Marie ではプロフィール作成のところで、文章はライターが、写真は撮影の立ち会いまで担当しています。どの手段を選ぶにしても、ここだけは他人の目を通してください。
30代前半と後半で、始め方は変わりますか
よくいただく質問です。結論から言うと、やることは同じで、使える時間の余裕が違います。
30代前半であれば、アプリで半年試してみて、合わなければ切り替えるという進め方ができます。30代後半になると、その半年の重みが変わってきます。試行錯誤を並行して進めるか、最初から確実な方を選ぶか、という判断になります。
この点については、30代後半から婚活を始めるのは遅い?で詳しくお話ししています。
おわりに
婚活は、始めた人から順に終わっていきます。当たり前のことですが、これが全部です。
完璧な準備をしてから始める必要はありません。期限を決めて、条件を3つに絞って、誰かに見てもらう。この3つだけ済ませたら、あとは動きながら直していけば大丈夫です。
最初の一歩は、
相手を探すことではなく、
自分の行き先を決めることです。
何から始めればいいか分からない、という段階でのご相談も歓迎しています。無料相談では、入会をお勧めする前に、まず現在地の整理からお話ししています。