婚活でいう「普通の人」とは。男女で違う"普通"の正体
「理想は高くありません。」
無料相談でよく聞く言葉です。そして、多くの方が続けてこう言います。
でも、その言葉を聞くたびに思います。
実は婚活では、この「普通」の定義がお互い違うことが、すれ違いの大きな原因になっています。
男性が思う「普通」と女性が思う「普通」は違う
例えば男性が言う「普通の女性」は、
- 笑顔が多い
- 一緒にいて居心地がいい
- 金銭感覚が近い
- 家庭を大切にしたいと思っている
- 感謝を言葉にできる
一方、女性が言う「普通の男性」は、
- 安定した仕事をしている
- 誠実
- 清潔感がある
- 話し合いができる
- 将来を考えられる
どちらも間違いではありません。ただ、お互いが思い描く「普通」は、実はかなり違うのです。
育った環境で「普通」は変わる
年収もそうです。年収400万円が普通だと思う人もいれば、600万円が普通だと思う人もいます。
- 毎年旅行へ行く家庭で育った人
- 外食は特別な日だけだった人
- 共働きが当たり前だった家庭
- 家事はどちらか一方が担うものだと考える家庭
育ってきた環境が違えば、「普通」の基準も変わります。
自分にとって当たり前だったことが、相手にとっては当たり前ではない。婚活では、この違いに気づけるかどうかがとても大切です。
自分の「普通」を相手に押しつけてしまう
婚活が長引く方の中には、無意識に自分の普通を相手に求めている方もいます。
- 男性ならこれくらい稼いでいて普通
- 女性なら料理ができて普通
- 初回デートは男性が支払って普通
- 結婚したら家事を分担して普通
- 連絡は毎日して普通
- 週末は一緒に過ごして普通
一つひとつは、その方にとって自然な考えなのかもしれません。しかし、相手も同じように考えているとは限りません。
「そんなこともできないの?」「なぜ分かってくれないの?」そう感じたときは、相手がおかしいのではなく、自分とは普通の基準が違うだけかもしれません。
「普通の人」は一人の人物像ではない
「普通の人」と聞くと、多くの人に当てはまるように感じます。しかし実際には、
- 年齢
- 年収
- 職業
- 容姿
- 性格
- 生活習慣
- 家族との距離感
- 金銭感覚
- 結婚後の働き方
- 休日の過ごし方
こうした複数の条件を重ねて、一人の人物像をつくっています。
一つひとつは普通でも、すべてを満たす人となると、決して普通ではありません。
自分では高望みをしていないつもりでも、条件を重ねることで、かなり限られた相手を探していることもあるのです。
結婚で大切なのは「普通が同じこと」ではない
結婚生活では、お互いの普通が完全に同じである必要はありません。育った家庭も、経験してきたことも違う二人です。すべてが一致する方が珍しいでしょう。
大切なのは、違いがないことではありません。違うと分かったときに、話し合えるかどうかです。
「それはあなたの普通で、私の普通はこうなの。」そう言い合える相手なら、違いは問題になりません。むしろ、二人で新しい普通をつくっていけます。
どちらかの普通に合わせるのではなく、二人の普通を少しずつすり合わせていく。その作業を面倒がらずに一緒にできる人。それが本当の意味で「普通に合う人」なのだと思います。
最後に
「普通の人でいい。」その言葉自体は、少しも間違っていません。
ただ、その普通は、あなたが生きてきた時間の中でつくられたものです。そして相手にも、その人の時間の中でつくられた普通があります。
婚活でうまくいかないとき、相手を減点する前に、一度立ち止まってみてください。それは本当に相手の問題でしょうか。それとも、普通の基準が違うだけでしょうか。
自分の「普通」がどこから来ているのか。どこは譲れて、どこは譲れないのか。ひとりで考えると難しいことですが、誰かと話しながらだと、意外とはっきりしてきます。
無料相談では、そういうお話もしています。条件を絞るためではなく、自分の普通を知るために。