「成婚」はゴールじゃない。結婚相談所が本当に見届けるべきもの
本当の幸せや困難は、
成婚退会した日から始まるのではないか。
結婚相談所で活動を始めると、よく耳にする言葉があります。
「成婚を目指しましょう」
もちろん、結婚を希望して相談所に入るのですから、成婚を目指すこと自体は間違っていません。
お見合いをして、交際に進み、真剣交際を経て、プロポーズ。そして、お互いに結婚の意思を確認したところで「成婚退会」となる。とても幸せな瞬間です。
でも、私たち Aira Marie は、いつも少しだけ違うことを考えています。
本当の幸せや困難は、
成婚退会した日から始まるのではないか。
だから私たちは、「成婚させること」だけを目的にしたくありません。
プロポーズの先にあるもの
婚活中は、どうしても目の前のことに意識が向きます。
- お見合いが成立するか
- 相手から交際希望をもらえるか
- 次のデートにつながるか
- 真剣交際に進めるか
- プロポーズしてもらえるか
一つひとつの結果に、嬉しくなったり、落ち込んだりします。
でも、結婚を考えるなら、その先を見なければいけません。
- どこに住むのか
- 仕事はどうするのか
- 家計をどう考えるのか
- 子どもを望むのか
- お互いの家族とどう付き合っていくのか
- 家事はどう分担するのか
- 意見がぶつかったとき、二人でどう乗り越えるのか
恋人として相性がいいことと、夫婦として生活できることは、必ずしも同じではありません。
だからこそ、真剣交際に入ってからがとても大切なのです。
「好き」だけでは確認できないことがある
婚活をしていると、「好きなんだから大丈夫」と思いたくなる瞬間があります。
私たちも、その気持ちは大切にしたいと思っています。条件だけを並べて結婚相手を決めるものではありません。
一緒にいたい。この人を大切にしたい。そんな感情がなければ、結婚生活は寂しいものになってしまいます。
ただし、「好きだから聞けない」という状態は少し違います。
- お金のこと
- 子どものこと
- 住む場所のこと
- 仕事のこと
- 親のこと
- 将来のこと
聞いたら嫌われるかもしれない。重いと思われるかもしれない。せっかくうまくいっている関係を壊したくない。そう思って、大切な話を避けてしまう方もいます。
でも、その確認をしないまま結婚するほうが、私たちは怖いと思っています。
結婚は、デートの延長ではありません。二人で生活をつくっていくことだからです。
私たちは「成婚の数」を追いかけたくない
結婚相談所にとって、成婚実績は大切です。何人が成婚したのか。どれくらいの期間で成婚したのか。数字は、相談所を選ぶうえで一つの判断材料になるでしょう。
でも、数字だけを追い始めると、本当に大切なものを見失うことがあります。
「この二人、本当に大丈夫かな」そう感じているのに、成婚を急がせる。本人が不安を抱えているのに、「せっかく真剣交際まで来たんだから」と背中を押してしまう。
私たちは、それをしたくありません。
過去には、一度立ち止まって、二人の関係を見直してもらったこともあります。少し厳しいことをお伝えすることもあります。
なぜなら、その方の婚活ではなく、その方の人生に関わっているからです。
成婚退会は、私たちにとって実績の「1」かもしれません。
でも、その方にとっては、これから何十年と続いていく人生です。
同じ「1」ではありません。
入籍して、生活が始まって、はじめて結婚になる
プロポーズが成功した瞬間は、とても幸せです。指輪を選び、両親へ挨拶をして、新居を探す。未来が一気に現実になっていきます。
その一方で、この時期だからこそ出てくる不安もあります。
- 本当にこの人でいいのかな
- 結婚したら生活はどうなるんだろう
- 相手の家族とうまくやっていけるかな
- 仕事と家庭を両立できるかな
いわゆる「マリッジブルー」になることだってあります。
だから、Aira Marie はプロポーズを「終了の合図」だとは考えていません。
プロポーズが受け入れられ、成婚が決まったら、「おめでとうございます。では、ここで終わりです」ではなく、その先にある入籍、そして新しい生活まで見届けたい。私たちはそう考えています。
「そのうち、いい人がいれば」ではなく
婚活を始める理由は、人それぞれです。
周りが結婚し始めたから。親に言われたから。最近、一人でいることが少し寂しくなったから。マッチングアプリに疲れたから。
どんなきっかけでも構いません。ただ、私たちが一緒に婚活をするなら、一つだけ大切にしてほしいことがあります。
それは、「本気で結婚したい」という気持ちです。
最初から完璧な覚悟なんて必要ありません。不安があってもいい。自信がなくてもいい。恋愛経験が少なくても構いません。
うまくいかないときは、一緒に原因を考えます。プロフィールを変えたほうがいいなら変える。会話が苦手なら練習する。相手選びがズレているなら、一緒に見直す。迷ったときには、立ち止まって考える。
婚活は、ただ「いい人を探す作業」ではありません。自分がどんな人生を送りたいのかを考え、その人生を一緒に歩ける人を探す時間でもあります。
だからこそ、私たちは簡単に「成婚」だけを約束したくありません。目指したいのは、そのもっと先です。
「この人と結婚してよかった」
数年後、そう思える結婚をしてほしい。
入籍して、同じ家に帰り、何気ない日常が始まる。楽しい日もあれば、喧嘩する日もあるでしょう。
それでも最後には、
「一人より、二人でよかった」
そう思える人生になってほしい。
そのための婚活を、一緒につくっていく。それが、Aira Marie が考える結婚相談所の役割です。