
結婚相談所の成婚率はなぜ「低い」と言われる?数字の計算方法と、代わりに見てほしいこと
「成婚率10%」の記事と「成婚率50%以上」の広告が同じ画面に並ぶ理由。
成婚率には統一された計算式がありません。
「結婚相談所の成婚率は10%くらいって本当ですか」
無料相談で、ときどき聞かれます。検索すると「成婚率は低い」「10%程度」という記事と、「成婚率50%以上」とうたう相談所の広告が、同じ画面に並びます。どちらかが嘘をついているように見えますが、実はどちらも本当のことがあります。計算の仕方が違うからです。
この記事では、成婚率という数字がどう作られているのか、なぜ相談所によって大きく違うのか、そして30代・40代の方が相談所を選ぶときに、成婚率の代わりに何を見ればいいのかをお伝えします。
成婚率には、決まった計算式がない
最初に知っておいていただきたいのは、成婚率には業界で統一された定義がないということです。分子(何を「成婚」と数えるか)と分母(何で割るか)の組み合わせで、同じ相談所でも数字はいくらでも変わります。
分母の違いを見てみます。「成婚退会した人 ÷ 退会した人全員」で計算すると、途中でやめた人と成婚した人の比率になるので、数字は大きくなりやすいです。「成婚退会した人 ÷ 在籍している会員全員」で計算すると、まだ活動中の人も分母に入るので、数字は小さくなります。「成婚退会した人 ÷ その年に入会した人」だと、また別の数字になります。
分子の違いもあります。「成婚」の定義が、真剣交際に入った時点なのか、プロポーズが成立した時点なのか、婚約・入籍なのか。定義が早い段階にあるほど、成婚の数は増えます。
「10%」も「50%」も、どちらかの計算式で出た数字です。数字そのものより、「どういう計算式ですか」と聞いたときに、すぐ答えが返ってくるかどうかを見てください。
なぜ「低い」と言われるのか
成婚率が低いと言われる計算式は、多くの場合「成婚した人 ÷ 会員全員」です。この計算では、入会したばかりの人も、活動を休んでいる人も、全員が分母に入ります。結婚相談所の活動は、お見合いの成立、仮交際、真剣交際、成婚と段階を踏むので、入会から成婚まで半年から1年以上かかる方が多くいます。ある時点で切り取れば、「まだ成婚していない人」が大半になるのは、構造的に当然です。
もう一つの理由は、途中でやめる人がいることです。結婚相談所は、入ったら必ず結婚できる場所ではありません。合わないと感じてやめる方、仕事や家族の事情で中断する方もいます。これは相談所の質とも関係しますが、ご本人の事情で決まる部分も大きいです。
つまり「成婚率が低い」は、「この相談所に入ると結婚できない」という意味ではなく、「全会員を分母にすると、どの相談所でも数字は小さく出る」という意味であることがほとんどです。
高い成婚率を見たときに、確かめること
逆に、高い成婚率を掲げている相談所を見たら、次の3つを確かめてください。
「成婚」の定義はどこか。真剣交際に入った時点を成婚と数えているなら、その先で別れた方も成婚に含まれています。プロポーズや婚約を成婚としている相談所とは、同じ土俵で比べられません。
分母は何か。退会者だけを分母にしていると、活動中の人が除かれるので、数字は大きくなります。計算式を聞いて、答えが曖昧なら、その数字は参考程度にしてください。
いつの、どの範囲の数字か。連盟全体の数字を、自分の相談所の実績のように見せている場合があります。たとえばIBJが公表している数字は連盟としての実績であって、個々の加盟店の実績ではありません。Aira Marie も IBJ の正規加盟店ですが、連盟の数字を自社の成婚率として掲げることはしていません。連盟と加盟店の関係はIBJとは?加盟店を選ぶときに見るところにまとめています。
成婚率の代わりに、見てほしいこと
成婚率は、その相談所で「自分が」結婚できるかどうかを教えてくれません。平均は、自分の数字ではないからです。相談所を選ぶときに見ていただきたいのは、次の3つです。
自分と似た年代・状況の方が、どのくらいの期間で、どう進んだか。成婚率という一つの数字より、「40代前半の女性で、仕事が忙しい方は、だいたいこういう進み方をします」という具体的な話が聞けるかどうかです。話せる相談所は、その年代の方を実際に見ています。
止まっている場所を、どう見つけるか。申し込みが通らないのか、お見合いの場で止まるのか、仮交際で続かないのか。結婚相談所の活動は段階に分かれているので、どこで止まっているかが分かれば、直す場所は一つになります。それを数字で見る仕組みがあるか、感覚で「もっと頑張りましょう」と言うだけか。ここが、結果を分けます。
成婚の後、どこまで一緒にいるか。成婚退会がゴールの相談所と、入籍までを見る相談所では、成婚の定義も、交際中の支え方も変わります。Aira Marie は成婚退会後も、ご入籍までを伴走の範囲にしています。これは成婚率を上げるためではなく、「成婚退会したあとに別れる」ことを減らすためです。
30代・40代の方へ。成婚率より、期間の見通しを
30代・40代の方が気にされるのは、「自分は何か月で結婚できるのか」だと思います。これも、成婚率からは分かりません。目安になるのは、活動の段階ごとの期間です。仮交際から真剣交際へ3か月、真剣交際から成婚へ3か月が一つの目安と言われますが、これは規約ではなく目安です。詳しくは結婚相談所の「3か月ルール」とは?にまとめています。
期間は、年齢そのものより、お見合いが組めるかどうか、会えたあとに続くかどうかで決まります。40代男性の方は40代男性が結婚相談所で婚活するには?、40代女性の方は40代女性が結婚相談所に入ったら|最初の3か月でやること、40歳前後で進め方に迷っている方は40歳の婚活|条件を変えるべきか、進め方を変えるべきかをご覧ください。
費用の面から期間を考えたい方は、婚活の費用は全部でいくら?入会から成婚までの実際の内訳に、期間別の総額の目安を書いています。
成婚率が気になっている方へ
成婚率には統一された計算式がなく、分母と分子の取り方で「10%」にも「50%」にもなる。「低い」の多くは全会員を分母にした数字で、どの相談所でも小さく出る。高い数字を見たら、成婚の定義・分母・連盟の数字かどうかを確かめる。相談所を選ぶなら、成婚率より、自分と似た人の進み方を具体的に話せるか、止まっている場所を数字で見つけられるか、成婚の後までいるかを見る。
Aira Marie では、無料相談で成婚率の数字をお見せする代わりに、あなたの今の状況だと、どこで止まりやすく、何から直せばいいかを一緒に見ます。平均ではなく、ご自身の見通しを持ち帰ってください。